キャブコンとバンコン

日本のキャンピングカーは大きく2つのタイプに分けられます。

バンコン Van-Conversion

バンコンとは、ハイエースやキャラバンなどの商用車(バン)をベースに改造 (コンバージョン)したキャンピングカーのこと。通常ボディの外側にはあまり手をかけず、主に室内に改造を加えています。

改造部分が少ないバンコンのメリットは、取り回しに優れている点で、日常生活と旅を1台で賄うことも可能です。

またキッチン機能を搭載していないトラベルカーも、広義ではこのカテゴリーに区分されるといって良いでしょう。

キャブコン Cab-Conversion

トラックあるいはワンボックスカーのキャブ(運転席)だけを残し、後ろの生活スペースを独自に架装した車両が大半です。そのためバンコンよりも設計の自由度が高く、かつ居住スペースを広く取れるので、充実した装備類を搭載することができます。

キャンピングカーには、その他にマイクロバスを改造したバスコンや、自走できない牽引式のトレーラーなどもありますが、日本RV協会が発行した 『キャンピングカー白書2012』 によると、登録台数の約70%はバンコンとキャブコンが占めており、両車の数は拮抗しているようです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする